実ほど頭を垂れる南天かな

南天は古くから、「難を転ずる」として正月飾りに欠かせない植物です。
毎年この時期になると南天の実は野鳥に食べられてなくなりますが、今年は食べられずに実の重さで幹が垂れています。南天だけでなく、センリョウ、マンリョウの実もきれいに残っています。そもそも冬の野鳥を見かけません。これも温暖化の影響なのでしょうか。

パナソニックを大企業へと成長させた、経営の神様こと松下幸之助氏も、「実ほど頭を垂れる稲穂かな」を信条としていました。
松下氏は大成功しても、販売先、販売先、すれ違う人にまで深々と頭を下げていたことは有名です。この諺のように謙虚な姿勢で先を見据えることで大成功したのではないでしょうか。
凡人は偉くなると謙虚になれないもので、むしろ周囲が持ち上げることを勘違いして傲慢になるものです。

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