馬酔木(アセビ)
2~4月に咲くツツジ科の花。濃い緑色の葉が茂る枝先に壺形の白い小花を総状にたくさんつけます。花言葉は「純真」。
芝桜(シバザクラ)6種類
3〜4月にかけて、地面を覆いつくすように花を咲かせる様子は、花の絨毯のようで圧巻です。傾斜のある場所を生かして、芝桜を背景に記念写真を撮影される方が多くいらっしゃいます。
躑躅(ツツジ)
3月下旬〜5月上旬にかけて色鮮やかな赤や桃色、白い花を咲かせる常緑/落葉低木です。 木としての寿命が長く、街路樹や庭木、垣根、盆栽などに用いられます。また、鹿児島の里山によく自生している「オンツツジ」も、緑の景色によく似合う朱色の花を咲かせてくれます。
花言葉は「節度」「慎み」。
石楠花(シャクナゲ)
鮮やかな花色と、大きく豪華な花房は、ほかの植物を圧倒する美しさを誇ります。桂花園では5月上旬が見頃です。花の見事さから「威厳」「荘厳」、葉に毒があることから「危険」という、相反する花言葉があります。高嶺の花として見つめましょう。
花菖蒲(ハナショウブ)
5月下〜6月中旬の梅雨の時期に咲く、日本の代表的な花の1つです。花言葉は「優しい心」「優雅」。湿気がありながらも水浸しではない場所での生育を好む植物です。
紫陽花(アジサイ)約30種類
世界で広く親しまれている日本産の落葉低木で、梅雨どきに咲く代表的な花木です。花言葉は「移り気」ですが、集まって咲く姿から「家族団欒」という言葉も広まってきています。
アガパンサス
紫や青、白の涼感ある花を咲かせ、性質も丈夫ですので、街路の植え込みとしても人気です。花言葉は「恋の訪れ」「ラブレター」。
野萱草(ノカンゾウ)
日本中の山野に見られ、万葉集にも「わすれなぐさ」の名で詠まれています。よく似た八重咲きの花は「ヤブカンゾウ」。見頃は6~7月です。花言葉は「愛を忘れる」。なんとも意味深い言葉です。
百日紅(サルスベリ)
夏から秋にかけてピンクや白の花が次々と房のように咲きます。すべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくので、「猿滑」と書くことも。実際は滑ることなく登ってしまうそうです。
彼岸花(ヒガンバナ)
日本や中国に広く自生し、秋の彼岸の時期になると姿を見せ、印象深い赤い花を咲かせます。
吉祥草(キチジョウソウ)
日本庭園の下草として使われてきましたが、耐陰性があるため、半日陰地のグランドカバーにも利用されます。この花が咲くとよいことがあると言われています。
萩(ハギ)
秋の七草の一つであるハギは、『万葉集』に最も多く詠まれており、古くから日本人に親しまれてきた植物。枝垂れて多数の花を咲かせ、秋の風情を感じさせます。
金木犀(キンモクセイ)
9月〜10月に、オレンジ色で芳香のある5mm程度の小花を咲かせます。白い花のギンモクセイもあります。すばらしい香りに反して、控えめな花であることから、花言葉は「謙虚」。
石蕗(ツワブキ)
花は株の中心から出て、3cm前後の黄色い花を咲かせます。葉は斑入りや獅子葉など変化に富み、1年中庭に彩りを添える植物として古くから親しまれています。
椿(ツバキ)
名前の由来には諸説あり、厚みのある葉の意味で「あつば木」、つややかな葉の「艶葉木(つやばき)」、光沢のある葉の「光沢木(つやき)」など。花に目が行きがちですが、葉の大きさや形にも味わいがあります。茶花として鑑賞するなら、品種や咲き加減にもこだわってみてはいかがでしょうか?
桂花園には約100品種、500本もの椿が植え込まれています。見頃は2月末〜3月、品種によって時期がずれます。
千両(センリョウ)
花の少ない冬に、美しい実をつけるセンリョウは、正月の縁起物として人気の高い植物です。
蝋梅(ロウバイ)
新春の頃、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。蝋細工のように透明感のある花びらが、他にはない魅力を感じさせてくれます。
水仙(スイセン)
改良により数多くの品種があり、早いものでは11月中・下旬から、4月にかけて開花します。暖かい春に咲くラッパ水仙の黄色い花も魅力的ですが、寒い時期に漂うニホンズイセンの香りと、気品ある佇まいはまた格別です。