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日陰の庭には山アジサイ

この時期になると、山アジサイがありますかとよく聞かれます。普通のアジサイより山アジサイが好きだという人もいらっしゃいます。
私自身、アジサイと山アジサイの違いが分かってませんが、山アジサイは小ぶりで枝が細く弱々しく、葉っぱの先が尖っていて葉っぱの色に光沢のないのが山アジサイと思います。
山アジサイの多くは原産地である日本の風土に適しており、大きくならないので剪定もそんなに必要ではありません。
ひなたの庭には西洋アジサイ、日陰の庭には山アジサイが似合います。
アジサイの花の色は、土壌が酸性の時は青くなり、アルカリ性の時は赤くなりますが、以前このブログで紹介したとおりアルミニュムが関係しています。アジサイの花の色は、通常アジサイのアントシアニンで赤色ですが、土壌から溶け出したアルミニュムイオンと反応すると青色になります。
アジサイに化学肥料をやりすぎると、リン酸がアルミニュムを吸着し不溶性にしてしまうために、根がアルミニュムを吸えなくなりますので青色が出にくくなります。
山アジサイを代表する紅(くれない)は、土壌に関係なく日光に反応して、花の色は白から淡いピンクそして濃い赤に変化します。
山アジサイは日陰の庭に癒しの雰囲気をつくってくれます。
当園では山アジサイが椿山の頂上と小川の散策路にあります。