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アセビの白いかわいい花が咲きだしました。

アセビ(馬酔木)は、周知のとおり、馬がアセビの葉っぱを食べるとアセビの持つ毒により、足がふらつき酔っぱらいみたいになる様子から名付けられたようです。
奈良公園では、鹿もアセビの有毒を知っているのか、アセビの葉っぱだけは食べず、その結果アセビの森ができたみたいです。
アセビは、日本の山に自生する常緑低木樹で、花は3月から4月まで見られ、すずらんの花に似た白い花をアセビの木全体に咲かせます。
アセビは、成長も遅く樹形があまり乱れず剪定もそれほど必要ありません。剪定は夏以降に花芽ができますので、夏以降に剪定すると翌春は花が咲きません。
また、耐陰性もありますので、日当たりの悪い場所でも育ちます。
自宅の庭が狭く何を植えてもうまく育たないと思っている方、アセビを植えてみませんか。なんといっても、手間がかからないのに、花・葉・樹形の鑑賞価値が高いところが一番です。

当園は、多くのアセビを植えております。自宅に合うアセビを想定するために見に来られませんか。

威風堂々 大エノキ

当園のシンボルツリーはエノキです。
この大きさから、この木は自生していたのですか?とよく尋ねられますが、このエノキは開園1年前に農場から移植した木です。
エノキの由来は諸説ありますが、「縁の木」からきていて、昔から神霊が宿る木として神社に植えられました。
エノキの葉っぱは、国蝶のオオムラサキやタマムシ等の多くの昆虫の餌になり、葉っぱをよく見ると昆虫にかじられています。また、秋に実る小さな実は野鳥の餌になり、自然界になくてはならない高木です。
エノキを漢字で書くと「榎」で、夏になると葉っぱが茂り、私たちに涼しげな木陰をもたらしてくれます。エノキは暑い夏の日には私たちにもなくてなならない高木です。