駐車場横のタブノキに植栽した(くくりつけられた)着生ラン(セッコク)が見事な花を咲かせています。
着生ランは水も養分もない場所で成長していくこと自体が不思議です。そのため、着生ランの葉っぱや茎は進化したのか退化したのか他の植物とは違っています。
着生ランは、地上での他の植物との生存競争を避け、空中という他の植物が生存できない場所を選択し、そこで生きていくシステムを作りあげた、と考えると賢い植物です。
だからこそ、不撓不屈魂のセッコクは漢方薬(強壮薬)の原料になるらしいです。
来園されるたびに新しい発見がありますように、これからも木を植え続けます。
駐車場横のタブノキに植栽した(くくりつけられた)着生ラン(セッコク)が見事な花を咲かせています。
着生ランは水も養分もない場所で成長していくこと自体が不思議です。そのため、着生ランの葉っぱや茎は進化したのか退化したのか他の植物とは違っています。
着生ランは、地上での他の植物との生存競争を避け、空中という他の植物が生存できない場所を選択し、そこで生きていくシステムを作りあげた、と考えると賢い植物です。
だからこそ、不撓不屈魂のセッコクは漢方薬(強壮薬)の原料になるらしいです。
私は、趣味やボランティアで山中を歩き回ることが多いですが、他でキンランを見たことがありません。
何故か園内の椿山やシャクナゲ園にキンランが自生しています。
それも驚くことにキンランの数が毎年増えています。
キンランは栄養分の一部をある種の菌類に依存しています。この菌類が少ない場所にはキンランは育ちません。したがって、枯葉や朽ちた木に埋もれた場所でないとキンランは自生しません。
園内の土は肥えているとは思えませんが、ある種の菌類には住みやすい場所と考えさせられます。
当園の各地に自生または植栽されたミツバツツジが咲きだしました。
ミツバツツジは落葉低木で、春に葉っぱがでた後に真っ赤な花をつけます。
椿山のミツバツツジは数が多く密集しているため、咲きだしたら一面真っ赤な空間になります。また、花びらが落ちるとそこの地面は真っ赤なカーペットを敷いた様な状態になります。
今月いっぱいまでミツバツツジを楽しめます。
椿山の数か所に植えられたエビネがひっそりと咲いています。
当園のエビネはジエビネとキエビネで、可憐な園芸種のエビネはありません。それでも、野生種の素朴な花は見るものを虜にします。
エビネの周りにはキンランやオオバノトンボソウ等山野草も咲いています。
この時期に、園内をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。
ボタンとシャクヤクの違いをご存知でしょうか?
ボタンとシャクヤクは同じボタン科ボタン属ですが、違いは、葉っぱの特徴や咲く時期にありますが、最大の違いは、ボタンは冬に落葉しても木として残りますが、シャクヤクは冬に全部枯れて次の春に芽を出し茎をまっすぐ伸ばします。
昔から女性の美しさの表現方法として、「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」という言葉がありますが、これは、シャクヤクはまっすぐ伸びた茎の先端に美しい花を咲かせ、ボタンは枝分かれした横向きの枝に美しい花を咲かせる様子だそうです。
ゴールデンウィーク期間中がボタンとシャクヤクの見ごろになりますので、是非見に来てください。
芝桜エリアの横の芝生広場に植栽された黄桜と八重桜が満開です。
初めて黄桜を見た人は、「こんな桜があったのー」と驚かれています。
園内には花びらが緑色の御衣黄(ギョイコウ)という品種の桜も満開です。
黄桜と聞けば、某酒造メーカーのカッパのCMをイメージするのは私だけなのでしょうか?
今年は昨年より1週間ほど遅くなりましたが、芝桜がほぼ満開になりました。
斜面一面に広がる芝桜は、その美しさに圧倒されます。
園内では、芝桜の他にも、クルメツツジ、ヒメシャリンバイ、コデマリ等咲いています。
今が一年で一番お花を楽しませてくれる時期になります。
お弁当持参で来園お待ちしております。
シャガは中国が原産で帰化植物だそうです。
特徴は種を作ることができず、人に根茎で広がった子株を他の場所に植えさせることによって広がっていく植物です。それを可能とするほど花はきれいですね。
花は一日花ですが、次から次へと咲きますので、毎日咲いているようです。
現在の開花状況は80%程度です。
芝桜は北アメリカ原産で、別名ハナツメクサ(花詰草、花爪草)と呼ばれています。
芝桜の増やし方は、「株分け」か「挿し芽」で簡単に増やすことができます。「株分け」、「挿し芽」の時期は、花が終わった頃と秋の年2回です。
当園の芝桜も、ほとんど「株分け」と「挿し芽」で増やしてきました。
お勧めは「株分け」です。これからの時期が最適になりますので、庭先に芝桜が咲いている方はチャレンジしてみてください。
現在の開花状況は60%程度です。
芝桜の育て方をよく聞かれますが、ポイントは日当たりだと思います。日当たりが良ければ大きく育ちます。
そして、乾燥には強いですが、逆に水はけが悪いと根腐れしてしまいます。
追肥は元気に育っていれば特に必要ありません。当園の弱った芝桜に時々化学肥料を施肥しますが、その分雑草も成長しますので除草作業が大変です。
ご家庭でも、芝桜を育ててみてはいかがでしょうか。
ガーデニングのビギナーの方に向いた宿根草です。
自分で育てた花は愛着が湧きますよ。