指宿スカイラインの錫山IC付近に、桂花園まで3kmの看板を昨年立てました。
今、その看板付近にオオキンケイギクが黄色い花を咲かせています。
オオキンケイギクはアメリカ原産の外来種で、荒れ地にも元気に育つために法面工事等で使われていましたが、繁殖力が強く在来植物に悪影響をもたらすことから、特定外来生物として栽培することも禁止されています。
オオキンケイギクは別名「特攻花」とも呼ばれています。特攻花と呼ばれるのには諸説ありますが、先の大戦で特攻隊が一番多く出撃した鹿屋基地の滑走路周辺に、終戦後黄色い花が咲くようになったことから、特攻花と呼ばれるようになりました。
この鹿屋基地からロケット型特攻機「桜花」も母機とともに出撃しています。桜花は母機から切り離されると米軍艦艇に突っ込むだけの人間爆弾でした。
今日、この鹿屋基地に米軍の無人偵察機「MQ9」の展開が計画されています。攻撃型ではないとか、1年間だけとか、全員ホテル宿泊とか、屈強な兵隊というよりエンジニア集団と説明していますが、果たしてどうなるのでしょうか。
日米安保条約により、日本に何かあったら米軍も守ってくれるはずですが、アメリカ国民もそう思うでしょうか。
アメリカ原産のオオキンケイギクは日本の在来植物を駆逐しています。