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雨に映えるアジサイ

昨日、九州南部が梅雨入りしました。
雨に似合う植物はアジサイでしょう。
当園のアジサイ園は広くはありませんが、種類が多いのでその分楽しめます。今年はアジサイ園に通路を造りましたので、近くでアジサイの花を見ることができ、インスタ映えの写真が撮れます。

母の日のプレゼントといえばカーネーションでしたが、最近では鉢植えのアジサイが人気だそうです。鉢植えのアジサイの管理方法で大切なことは、水切れを起こさないことです。こまめに水やりができない人は、二回り大きい鉢に植えなおす事をお勧めします。それも面倒な人は地植えにすることです。また、来年も花を楽しみたい人は、まだ花が咲いていても7月までに花を切っておくことが大事です。

今日、色鮮やかな西洋アジサイが主流ですが、西洋アジサイはもともと日本のアジサイが原種です。日本アジサイを世界に紹介したのは、皆さんご存知のとおり、鎖国時代、医師として来日したシーボルトです。シーボルトはアジサイのことを「オタクサ」と名付けています。「オタクサ」とはシーボルトのお抱え遊女「お滝さん」のことです。シーボルトとお滝さんとの私生児がイネで、イネは日本初の女医で当時少ないハーフでかなりの美人だったそうです。イネの娘の高子は、松本零士氏の銀河鉄道999のメーテルのモデルとなったと言われています。

アジサイの花の色は、咲き始めてから花が枯れるまでいろんな色に変化します。アジサイの花の七変化は、それぞれの人生の縮図といったら過言でしょうか。

タツナミソウの群生

先日の南日本新聞に、初夏を彩る遊歩道の花々として、タツナミソウなどが紹介されていました。当園にも多くのタツナミソウが群生しています。
タツナミソウの名前の由来は、花が同じ方向を向いて咲き、花の様子が泡立つ波から名づけられました。
タツナミソウは、植物を育てる際に必要な項目(土壌、日照、水やり、温度管理、肥料)が不要で、ほっといてもどんどん群生していきます。まさしくグランドカバーに最適です。
新聞にタツナミソウの他にムサシアブミも紹介されていましたが、当園にも自生しています。

今、世間では、新型コロナウイルス対策で、不要不急の外出は控えてください、と偉い人達が言っています。不要不急とは、必要もない場所、急ぎもしない日常生活のことでしょうか。こんな時でも、毎週当園に来園されるお客様がいらっしゃいます。このお客様にとっては閑散とした当園での散策が生活のルーティンだそうです。
withコロナ時代、ひたすら自粛生活だけでなく、時にはレフレッシュが必要です。
至福の時を過ごしに当園にお越しください。おにぎり持参で。

タツナミソウの花言葉は「私の命を捧げます」だそうです。なんで、なんでこんな花言葉なんだろう。

 

超賢いフデリンドウ

リンドウは秋に咲きますが、この時期足元をよく見ながら歩き回るとフデリンドウの花を見かけます。
フデリンドウの草丈は5~10センチで、つぼみや花を閉じた様子が筆に似ていることから名付けられたみたいです。
以前このブログで、春に葉っぱを出し、初夏に枯れ、また秋に葉っぱを出し開花する「ツルボ」を紹介しましたが、フデリンドウは周りの草が大きくならない春先に成長して花を咲かせ種を散らして初夏には枯れます。正式には越年草(秋に発芽して冬を越す草)ですが、秋も冬も見たことはなく、春だけで完結する超賢い植物です。しかも、花は晴天の時だけ咲き、曇りや雨の時はしぼむという無駄のない植物です。(受粉が関係していると思いますが、あくまでも私見です)
無駄だらけの人生を送ってきた誰かさん(私・・)はフデリンドウに「ボ-っと生きてんじゃねーよ」と叱られそうです。