リンドウは秋に咲きますが、この時期足元をよく見ながら歩き回るとフデリンドウの花を見かけます。
フデリンドウの草丈は5~10センチで、つぼみや花を閉じた様子が筆に似ていることから名付けられたみたいです。
以前このブログで、春に葉っぱを出し、初夏に枯れ、また秋に葉っぱを出し開花する「ツルボ」を紹介しましたが、フデリンドウは周りの草が大きくならない春先に成長して花を咲かせ種を散らして初夏には枯れます。正式には越年草(秋に発芽して冬を越す草)ですが、秋も冬も見たことはなく、春だけで完結する超賢い植物です。しかも、花は晴天の時だけ咲き、曇りや雨の時はしぼむという無駄のない植物です。(受粉が関係していると思いますが、あくまでも私見です)
無駄だらけの人生を送ってきた誰かさん(私・・)はフデリンドウに「ボ-っと生きてんじゃねーよ」と叱られそうです。