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わらにもすがる

先日、亡き叔父の7年忌があり、日本各地からおじ、おば、いとこが集まりました。年は90歳のおばさんを筆頭に若くても50歳代後半という高齢者集団になりました。
久しぶりの再会に、会う人会う人、腰が痛いだの、ひざが痛くて歩けないとのことばかりで、どこか悪い足が治る場所がないかという話題になり、それならばと当園のパワースポットの化石木を紹介したところ、翌日みんなでレッツゴーとなりました。
翌日、長老のおばさんが、化石木をなでながら「足の痛みよ飛んでいけー」と呪文をかけると、不思議と足の痛さが和らいだと言いました。もちろん、科学的根拠はありません。
足は悪くても、第三のビール値上げに怒りをぶちまける口は超一流の親族です。

狂い咲きサクラ

先ほど来園されたお客様から、狂い咲きのサクラが何本もあってきれいでした。写真を何枚も撮りましたと話されていました。
狂い咲きの原因はサクラの場合、夏までに花芽ができた後、各葉っぱから出る「休眠ホルモン」により開花しません。ところが大量の虫たちに一斉に葉っぱを食べられたり、台風で多くの葉っぱが飛ばされると「休眠ホルモン」が無くなり、気候の変化と相まって開花することがあります。
それと、全部のサクラが春だけに咲いたら、気候の大変動が起こった時に種子を作れず、絶滅することになります。それを防ぐために万が一のことを想定して、春以外の時期に花を咲かせ、子孫を残そうとしているらしいです。リスクヘッジです。

ちなみに当園に今咲きているサクラは、アーコレイドという品種で年2回春秋に咲くサクラで狂い咲きではありません。
日本人にとって卒業式や入学式といえばサクラです。念願の志望校に合格した時の「サクラサク」は喜びが倍増します。
春に卒業式や入学式を行う国は少数で、日本も国際的スタンダートである秋を新学期とする教育制度が検討されています。
もし、新学期が秋になれば、アーコレイドの出番となるでしょう。

悲しすぎるキンモクセイ

今の時期に歩いていると、どこからともなく甘い匂いがすると思えば、近くにキンモクセイの木があった経験があると思います。
キンモクセイは、中国原産の雌雄異株で、日本に入ってくる際に理由は知りませんが雄株しか入ってこず、日本にあるキンモクセイはすべてオスです。花にはおしべはありますがめしべがなく実はなりません。それでもこの時期になると、黄色い花や甘い匂いで、虫たちに受粉してほしいと懸命にアピールしています。
オスセミ以上の悲話です。