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サルトリイバラ

サルトリイバラはツル性の落葉低木で、ツルにはトゲがあり知らずに触ると血が出るほど鋭いです。
サルトリイバラは地中深くに根茎があるために、根絶するには何年もかかる厄介な植物です。サルトリイバラはバラの仲間みたいですが、正しくはユリの仲間です。
サルトリイバラと言っても知らない人が多いですが、郷土菓子の「かからん団子」の葉っぱはサルトリイバラの葉っぱです。物を触るなのことを、かごしま弁で「かからん」と言い、トゲのあるサルトリイバラを触るなから「かからん」と昔から教えていました。
サルトリイバラの葉っぱには殺菌効果があり、食材を包む材料として利用され、団子を包んだものが「かからん葉っぱの団子」から「かからん団子」となりました。また、端午の節句に食べて、病気に「かからん」という風習もあるみたいです。
サルトリイバラの葉っぱの代わりにニッケの葉っぱで団子を包むと「けせん団子」となります。
サルトリイバラは秋になると実をつけ、この実が真っ赤で色あせしないため、クリスマスリースや生け花の材料に人気があります。