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北上するツマグロヒョウモン

芝桜を除草していると、ツマグロヒョウモンの幼虫を見かけます。
ツマグロヒョウモンの幼虫は、いかにもケバケバしく毒があるから触るなと威嚇しているみたいですが毒はありません。毒のある毛虫に擬態して天敵から身を守っているのです。
また、ツマグロヒョウモンの幼虫はスミレ類だけ食べるという不思議な生態です。
ツマグロヒョウモンの幼虫と成虫はギャップが大きすぎます。ツマグロヒョウモンは蝶々の一種です。漢字で書くと「褄黒豹紋」。オスの羽は全体的に黄色い豹(ヒョウ)がらですが、メスは羽の褄(先端)が黒いために「褄黒豹紋」と名付けられました。自然界では一般的にメスよりオスの方がきれいですが、ツマグロヒョウモンはオスよりメスの方がきれいです。
ツマグロヒョウモンはもともと熱帯性の蝶ですが、生息地を北上し続けています。理由は二つあるそうです。一つは地球温暖化、もう一つは餌が少なくなる冬季にも近年餌が豊富にあるようになりました。それは私たちが花壇に植えるパンジーとビオラです。