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アガパンサスが勢いよく咲き出しました。

アジサイが満開になり、アジサイ園の下に植栽されたアガパンサスの花茎も勢いよく伸び花が咲きだしました。
アガパンサスは水分を蓄える白い太い根をもっているので水やりも真夏だけでよく、追肥も不要で、病気に強く、それでいて毎年この時期に必ず花を咲かせます。
アガパンサスはメンテナンスフリーの宿根草ですが、花が終わった後は、花茎を根元から切ることで種をつけさせないようにしましょう。

アガパンサスはガーデニングビギナーの方でも簡単に育てられるガーデン植物ですので、広い庭をお持ちの方に植えっぱなしをお勧めします。

アジサイが五分咲になりました。

鹿児島市内の平地のアジサイは満開になりましたが、桂花園のアジサイは五分咲になりました。
桂花園のアジサイの本数はそれほど多くありませんが、いろんな種類のアジサイを植栽しています。

アジサイの花の色は土壌のペーハーで色が変わることは知られていますが、よく調べてみますと、アジサイの花の色は土壌のアルミニウムが関係しており、酸性の土はアルミニウムが溶けやすくアルミニウムが吸収されると青色になり、アルカリ性の土はアルミニウムが溶けなくアルミニウムが吸収されないとピンク色になるみたいです。

やはりアジサイには雨が似合います。アジサイの葉っぱにでんでん虫が動き回る様子は梅雨のイメージにピッタリです。
雨の桂花園はコケも風情があります。ただ、大雨になりますと桂花園は霧が発生しますので閉園することもあります。雨の日の来園は事前に電話確認をお願いします。

花ショウブが色鮮やかに咲きだしました。

芝桜がの花が散った後寂しかった芝桜エリアに、黄色やうす紫色の花ショウブの開花が始まりました。

「いずれあやめかかきつばた」という諺があります。これはご存知のとおり、どちらもすぐれていて選択に迷うたとえで、もともと「アヤメ」も「カキツバタ」もよく似た美しい花で、区別することが難しい状況のことらしいです。
しかし、「アヤメ」も「カキツバタ」も簡単に見分けられます。
それは、それぞれの花を見ればすぐ分かります。
アヤメは花弁の根元が網目模様です。
カキツバタは花弁の根元に白い模様があります。
ちなみに、花ショウブは花弁の根元に黄色い模様があります。
さらに、花ショウブとショウブはまるっきり違う植物で、ショウブはサトイモ科に属し、端午の節句にお風呂に入れて健康や長寿を願います。

新緑の候

椿山のベンチから見える山々です。
まさしく、山の色が緑色から黄緑色に変わっています。
これから一雨降るたびに、新緑から万緑に移っていきます。
大自然の力強さをひしひしと感じさせられます。
静寂の中、アカショウビンの鳴き声が一段と響いています。

タブノキに着生ランが咲いています。

駐車場横のタブノキに植栽した(くくりつけられた)着生ラン(セッコク)が見事な花を咲かせています。
着生ランは水も養分もない場所で成長していくこと自体が不思議です。そのため、着生ランの葉っぱや茎は進化したのか退化したのか他の植物とは違っています。
着生ランは、地上での他の植物との生存競争を避け、空中という他の植物が生存できない場所を選択し、そこで生きていくシステムを作りあげた、と考えると賢い植物です。
だからこそ、不撓不屈魂のセッコクは漢方薬(強壮薬)の原料になるらしいです。

 

キンランが今年も咲きだしました。

私は、趣味やボランティアで山中を歩き回ることが多いですが、他でキンランを見たことがありません。
何故か園内の椿山やシャクナゲ園にキンランが自生しています。
それも驚くことにキンランの数が毎年増えています。
キンランは栄養分の一部をある種の菌類に依存しています。この菌類が少ない場所にはキンランは育ちません。したがって、枯葉や朽ちた木に埋もれた場所でないとキンランは自生しません。
園内の土は肥えているとは思えませんが、ある種の菌類には住みやすい場所と考えさせられます。

ミツバツツジが咲きだしました。

当園の各地に自生または植栽されたミツバツツジが咲きだしました。
ミツバツツジは落葉低木で、春に葉っぱがでた後に真っ赤な花をつけます。
椿山のミツバツツジは数が多く密集しているため、咲きだしたら一面真っ赤な空間になります。また、花びらが落ちるとそこの地面は真っ赤なカーペットを敷いた様な状態になります。
今月いっぱいまでミツバツツジを楽しめます。

エビネの花がひっそりと咲いています。

椿山の数か所に植えられたエビネがひっそりと咲いています。
当園のエビネはジエビネとキエビネで、可憐な園芸種のエビネはありません。それでも、野生種の素朴な花は見るものを虜にします。
エビネの周りにはキンランやオオバノトンボソウ等山野草も咲いています。
この時期に、園内をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。

ゴールデンウィークにボタンとシャクヤクを見に来てください。

ボタンとシャクヤクの違いをご存知でしょうか?
ボタンとシャクヤクは同じボタン科ボタン属ですが、違いは、葉っぱの特徴や咲く時期にありますが、最大の違いは、ボタンは冬に落葉しても木として残りますが、シャクヤクは冬に全部枯れて次の春に芽を出し茎をまっすぐ伸ばします。
昔から女性の美しさの表現方法として、「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」という言葉がありますが、これは、シャクヤクはまっすぐ伸びた茎の先端に美しい花を咲かせ、ボタンは枝分かれした横向きの枝に美しい花を咲かせる様子だそうです。

ゴールデンウィーク期間中がボタンとシャクヤクの見ごろになりますので、是非見に来てください。

 

黄桜が満開です。

芝桜エリアの横の芝生広場に植栽された黄桜と八重桜が満開です。
初めて黄桜を見た人は、「こんな桜があったのー」と驚かれています。
園内には花びらが緑色の御衣黄(ギョイコウ)という品種の桜も満開です。

黄桜と聞けば、某酒造メーカーのカッパのCMをイメージするのは私だけなのでしょうか?