今日は風が少しあったものの天気に恵まれ、多くの人に来園していただきました。
三つ葉ツツジや山野草の花はもとより、散策路の巨石・奇石に自然の神秘を感じてもらえました。
外で食べるお弁当は澄んだ空気がおかずになります。
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ユキヤナギとコデマリ
ユキヤナギ(雪柳)とコデマリ(小手毬)はどちらも落葉の低木で、落葉すると私も見分けがつきません。葉っぱを見て何となく分かる程度です。それでも、花を見るとすぐ見分けられます。ユキヤナギは枝全体に花を咲かせますが、コデマリは小さい花で球形を作りその球形の集まりですので区別がつきます。
ユキヤナギもコデマリも地植えにすると、灌水も肥料も不要で、この時期に枝がたわむほどの白い花を咲かせます。
ただ、枝が密生して風通しが悪いと、アブラムシ、カイガラムシ、うどんこ病が発生しますので、風通しを良くするために剪定が必要です。
剪定時期は、秋以降に花芽を付けますので、遅くとも夏までに、できれば花後の剪定がいいです。剪定方法は、枝の途中を切ると、切ったところから2~3本の枝が出ますので、また密生して風通しが悪くなります。それより、古い枝や大きくなりすぎた枝を地際で切ることをお勧めします。
ユキヤナギもコデマリも枝がしなやかに垂れ下がり、風で揺れ動く姿に風情があります。
山吹色の山吹
山吹が満開になりました。
山吹はほとんど手が掛からず丈夫な植物ですが、大きくなるとひこばえが次々に出てくるのでひこばえの処理が必要になります。
八重咲の品種の八重山吹は、おしべが花びらに変化し、めしべは退化したため実はつきません。
八重山吹といえば、太田道灌の山吹伝説は有名ですが、太田道灌より蓑(みの)一つない貧しい家の娘の教養の高さを褒めるべきです。
「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき」
芝桜が見頃になりました。
当園の芝桜エリアは、岩盤の上だったり、急斜面だったり、生育環境は良くありませんが、毎年可憐な花をつけてくれます。品種、株の年齢(若い株は早く咲く傾向があります)により、開花時期に違いがありますが、6分咲き程度です。これから4月中旬まで見頃です。
園内はクルメツツジが満開で、ヒラドツツジも咲きだしました。
これからがベストシーズンになります。
今週は天気もいいみたいですので、お友だちとお越しください。
初桜 おりしも今日は よき日なり
「初桜 おりしも今日は よき日なり」これは芭蕉の句です。
数年前、家族で当園の集客について話題になったことがありました。豚児が言うには「桜でも植えてみれば」でした。理由を聞くと、日本人は桜が大好きという単純なことでした。
満開の桜は感動しますが、満開の時期は短く、すぐ花吹雪になり散ります。この散り際の潔さ、はかなさを日本人のDNAがこれこそ美学と求めているらしいです。
ラグビー日本代表のユニフォームには胸に桜の花のエンブレムがついています。このチームには「ブレイブブロッサムズ」勇敢な桜の戦士たち、という名前があります。もともとは桜のモチーフから「チェリーブロッサムズ」だったのですが、勇敢に立ち向かうプレースタイルから「ブレイブブロッサムズ」と呼ばれるようになりました。ラグビーのノーサイド精神と桜は通じ合う気がします。
そういえば、聖子ちゃんが歌っていた「チェリーブラッサム」は40年前の歌です。桜が咲くこの時期になると、この曲をラジオでよく聞きます。聞くたびに、春とか旅立ちを想像させます。
芭蕉の句をもう一句、「さまざまな 事思ひだす 桜かな」
やっぱり日本人にとって桜は特別な樹木です。
当園の桜は、山桜は葉桜になり、染井吉野が散り、しだれ桜、黄桜、御衣黄が咲きだします。
しゃれた名前ですね。ハナイカダ。
植物はその草木の先端またはユキヤナギのように枝に沿って花を咲かせます。しかし、不思議なことにハナイカダは葉っぱの真ん中に花を咲かせます。その様子から、葉っぱをイカダに見立て、花や黒い実を船頭と思わせることから、ハナイカダと名付けられました。
ハナイカダは雌雄異株で、一枚の葉っぱに雌株は花が1個、雄株には3~5個咲きます。
ハナイカダの若葉はアクがなく天ぷらで食べると美味しいそうです。
食べてOK、眺めてOK、しゃれた名前OKのハナイカダ。
いよいよ、当園のベストシーズンが来ました。芝桜も咲きだしました。
お弁当を持っての来園お待ちしております。
かわいい子供たちが集まりました。
本日、KIDS-TOKEI(キィズ時計)様主催の子供たちの写真撮影会が開催されました。
木々の新緑を背景に、ちびっこ達がカメラ目線でかっこいいポーズを決める様子は、まさしくプロのモデルでした。思い出に残る写真が撮れたでしょう。
撮影が終わると、咲き始めた芝桜やシャクナゲ園を親子で楽しそうに散策していました。
スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
当園のソメイヨシノは5部咲きとなりました。帰りにサクラをバックにスマホでもう一枚撮っていました。
三つの枝だからミツマタ
ミツマタは枝が必ず三つに分岐します。枝の先端にこの時期に丸い花を咲かせ、その後また三つの枝を伸ばします。ねずみ算のスリーバージョンみたいにして成長します。
ミツマタは大きくなりませんが、剪定するときは、三つの枝の真ん中の枝を根元から切って2本の枝として、その繰り返しで樹形を整えます。
ミツマタの樹皮は紙の原料になり、丈夫なことから紙幣や地図にも使用されます。
ミツマタの丸い花は香りも良く、おしゃれな庭植えにお勧めの木です。
春の訪れ
今年の冬は例年より寒かった気がします。それでも3月に入ると暖かい日が続き、当園の植物たちも、待っていましたとばかりに新芽が伸びています。
カラタネオガタマの根元に植えていたオキナグサも、休眠から目覚めて蕾をいっぱいつけるまで育っていました。もうすぐ花を咲かせるでしょう。花が咲いたあと種にはフワフワの白い毛が生え、風で飛んでいきます。
オキナグサのオキナは漢字で書くと「翁」で、フワフワの白い毛が年寄りの白髪に見えるから、オキナグサと命名されました。
二十四節気でいうと今は啓蟄(けいちつ)、冬ごもりしていた虫(カエル、ヘビ、トカゲ)が地中から出てきて活動を再スタートする時期で、コロナ禍で活動を自粛している私たちも、春の陽気に誘われてドライブでもしてみてはいかかでしょうか。
指宿スカイラインは山桜が咲きだしました。
当園の今の見頃はツバキ、アセビ、岩ツツジです。
ウグイスも鳴きはじめました。
再び、銀世界
先月末に続き、昨日までの降雪でまた銀世界になりました。
今、梅が満開で、紅梅の花と雪のコントラストが鮮やかでした・
椿山では、各種のツバキ、アセビ、岩ツツジが咲きだしました。
春はもうすぐです。3月になりましたら開園しますので、もうしばらくお待ちください。