ドクダミの葉っぱには、強い殺菌・抗菌効果があることは知られており、昔から生薬として重宝されてきました。また、ドクダミ茶は健康や美容に効能があります。
私はドクダミの独特の匂いは嫌いではないですが、多くの人はあの臭いが不快だといいます。ドクダミの白い花は葉っぱが変化したもので本当の花は花の真ん中にある黄色い棒状の部分です。
ドクダミは生命力の強い植物で、伐根しても少しの根が残っているとまた生えてきます。日陰で湿気のあるある環境だと、あっという間にドクダミだらけになってしまいます。ドクダミを駆除するには、熱湯、重曹、塩等ありますが、除草剤が手っ取り早いです。ただし、これらは他に植物がない場合で、ツツジの中や芝桜の中にはびこったドクダミにはお手上げです。
前回のブログでドクダミは三倍体植物と紹介しました。普通の三倍体植物は種子を作ることができません。ヒガンバナやシャガはその美しさと有益性から人間が生息地を広げてきました。ドクダミは地下茎の延長だけでは考えられないような場所にも育っています。人間や動物がドクダミの一部を移動しない限り生育できることはなく、受粉なしで種子を作れるみたいですがその仕組みはよく分かっていません。
受粉なしで繁殖しているということは、ソメイヨシノと同じクローン植物で、一般的なクローンは病気や環境の変化に弱いイメージがありますが、ドクダミはどんな雑草にも負けない強靭な植物です。